東京脱毛器YouTuber7「美容男子がたどり着いた悟りの境地」

「剛毛男子」を脱毛させ、爽やか男子に変身させるという驚きのコンテンツがウケ、YouTube上で人気と影響力を獲得してきた直樹(スベ男)と猿男。今やふたりは「インフルエンサー」 とでも言うべきポジションに君臨し、少なくないフォロワーを抱えるようになっていた。

 

責任には相応の義務がつきまとう。猿男は一時期こそ、爽やかになってモテ始めたことに浮かれていたが、直樹の脱毛への真摯な思いに影響され、「メンズ脱毛」へと真面目に向き合うようになっていく。

 

そんな中、ふたりのもとに届いたのは驚きの知らせだった。そして、それが彼らの運命を大きく変えることになるーー。

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アラサー男子続編第4話-1_1

「化粧で女は変われる。でも男も脱毛で変われる」

 

こんにちは、直樹です。今じゃもう「スベ男」って名前のほうが馴染みがあるかな? あれから、俺と猿男は脱毛コンテンツと男性向けの美容コンテンツを公開し続け、気がつけばチャンネル登録者は50万人を突破。

 

ファンとのコミュニケーション用に始めたTwitterも7万フォロワーを突破して、Noteで独自の美容術をまとめた日記を販売すればすぐに数万円の売上になる……そんな風に、「メンズ脱毛」の世界では一番の有名人になっていました。

 

「インフルエンサ― 」って言うんでしょうか? 自分の発言ひとつひとつに大きな反応が来て、ときにそれは行動に変わり、消費にも繋がる。俺がいいと言えばその脱毛器は必ず売れるし、美容術・美肌術でも「やってみます!」「参考になります!」って女の子のファンからリプライが来るんです。

 

普通にサラリーマンをやっていただけじゃ絶対に味わえない感覚ですけど、まさかそのジャンルが「脱毛」だったってのは驚きですよね(笑)

 

そんな風に世の中の反応を見ながらやってると、どうしてもビジネスマンの悪いクセが出てしまって、「どうすればより大きな売上になるか」って考えるようになりました。もはや、すっかりビジネスです(笑) 猿男との間にもモデル契約的なのを結んで、毎月10万円を渡しています。

 

でも、売上はそれでも十二分に残るんですよね。俺も彼も今じゃすっかり清潔感たっぷりな男子になっていて、「顔出ししてほしい!」って声もたくさん来るようになりました。

脱毛した美肌でオンナ遊びも絶好調

もちろん、ビジネス抜きで猿男とは今も仲良しで、この間までやってた「日比谷線沿線女子制覇」(=日比谷線沿いに住む女子を駅ごとにワンナイトしてコンプリートを目指すこと)の続編とも言える遊びをしています。

 

と言っても、どこかの路線を制覇するってやつじゃわけじゃなくて、次は家賃。

 

「ワンナイトした女子が住む家賃の合計金額を50万にする」

 

って遊びです。実家暮らしじゃない女子を5人ワンナイトして、より50万円に近いところに着地させたほうが勝ちって我ながらゲスいゲームなんですけど、ほんと男ってアホですよね(笑) 

 

でも、これをやって意外に女子って高いとこに住んでるやつ多いなあとか、と思いきやすごくかわいい子が5万円代の古いアパートに住んでたりとか意外な発見があって、勉強になりましたね。勝負としては、俺が運悪く家賃30万のとこに住んでるご令嬢を引き当てちゃって負けました(笑)

 

いや、そんなオンナと一夜を過ごせたことは喜ぶべきことなんでしょうけど、正直好みじゃなかったし、なにより猿男とは10万円をかけてたので結構こたえましたね。

 

そうそう、そうやって頻繁に夜遊びする関係上、今では一緒に六本木のタワマンに住んでいます。と言っても家賃は前に住んでたとこよりも全然オトクなところで、広告収入で十分払えるレベル。まさかもう一度六本木に戻ってくるなんて思ってませんでしたけど、なんだかんだで自分はこの街のギラギラした夜景が嫌いになれないみたいです(笑)

インフルエンサ―、ついにテレビに 脱毛器ランキングを紹介

男性

そんなある日のことです。驚くべきメッセージが、俺らのもとに届きました。それはとあるテレビ番組からの出演オファーでした。

 

「スベ男さま、猿男さま

 

はじめまして。私、◯◯◯テレビバラエティ制作局の◯◯と申します。

 

この度、私どもで制作しております『ヨリコの知らない世界』にて、メンズ脱毛の知られざる実態を紹介したく、企画を立てさせていただきました。

 

つきましては、スタジオゲストとして出演していただき、その世界について語っていただくことは可能でしょうか?」

 

この番組はニッチなジャンルのマニアが、司会のヨリコ・ミニマムさんにその世界の深遠を伝えていくって番組で、自分も好きでずっと観てきたやつでした。それに、まさか自分が出るとは……

 

しかし、「メンズ脱毛」の世界で自分たちが今、一番の有名人である以上、出演を断るわけにはいきません。猿男と話し合った結果、「顔出し」という条件を飲んで収録に参加することになったんです。

※※※

SE「タンタタン、タララララララララ~♪」

 

ヨリコ「今日はなに? メンズ脱毛だって?」

 

カランコロンカラン~♪

 

スベ男「はじめまして、スベ男です」

 

猿男「猿男です。ヨリコさん、お願いします」

 

ヨリコ「あっら~、ふたりとも今時でキャワイイじゃないの」

 

スベ男「ありがとうございます」

 

ヨリコ「でも、最初に言っておくけど私、絶対男はそれなりに毛があったほうがいいと思うの。ほら、私って佐川男子が好きじゃん?」

 

スベ男「そうでしたよね(笑) えっと、そこ勘違いされがちなんですけど、脱毛って言っても男性の場合はツルツルとかじゃなく、あえて残すこともできるんです」

 

猿男「ヒゲとか、変にならないように程よく残してますし僕」

 

ヨリコ「あら、そうなの? てっきり女子みたいにツルツルになるのかと思ってた。ってことはあんたたち、アソコは残ってるの?」

 

猿男「僕はお洒落に見えるようにデザインして残してます」

 

スベ男「自分はハイジーナなんでツルツルです」

 

ヨリコ「ツルツルなんかい!」

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アラサー男子続編第4話-1_3
ヨリコ「え、なに? 今日はADの原ちゃんがここで脱毛受けるの?」

 

スベ男「はい、ちょっと実際に見てもらおうと思いまして。今日使うのはヤーマンの家庭用脱毛器で『レイボーテグランデ』ってやつなんでうけど」

 

ヨリコ「こいつ、結構毛深いよ~。そんなんで効くの?」

 

スベ男「はい。最近は家庭用の脱毛器も結構いい感じなんですよ。とくに、ヤーマン社は業務用機器をつくってる会社なんで、家庭用も性能が高いんです。フラッシュのレベルは10段階で調節できて、肌の弱い人は刺激の弱いフラッシュを連続して照射するSOFTモードなんてのもあるんですよ」

 

ヨリコ「へえ。家庭用の脱毛器なんて昔は安かろう悪かろうだったけど」

 

猿男「全然違いますよ。自分、じつはクリニックに行ったことなくて、全部家庭用でやってますもん」

 

ヨリコ「え!? それでそんなにスベスベになったの!」

 

スベ男「はい、とくにこの製品は日本製なんで安心です。じゃあ、実際に当てていきますね。この『レイボーテグランデ』は、照射範囲が他のものに比べても大きくて、腕だと片面4~5回でできるんです」
アラサー男子続編第4話-1_4 (Small)
ヨリコ「結構、時間短縮になるわね」

 

スベ男「光が出るので、直接見ないようにしてくださいね」

 

ピッツ…ピッ…ピッ…ピッ…

 

スベ男「はい、これで右足終わりです」

 

ヨリコ「ええっ! もう終わったの?」

 

スベ男「はい。これを2週間おきに、個人差あるんですけど3ヶ月くらい続けます。そしたら、そこまで濃くない人なら結構完璧になりますよ。やってると段々毛穴も塞がって目立たなくなってきますよ」

 

猿男「ヘッドの部分を変えれば顔の産毛とか、細かいところも処理できるんで便利ですよ」

 

ヨリコ「すごいわねえ。これ一代あったらクリニックとかエステに行く必要もなくなるんでしょ?」

 

スベ男「人によりますけど、男子はこれで十分なんじゃないかなって思います。僕ら、別に無毛になりたいわけじゃなくて、程よい毛具合になりたいだけなんで」

 

猿男「なんていうか、間引くって感じですよね。でも、毛穴がふさがってくると皮脂が炎症しなくなるから、だんだん肌もキレイになってくるし、十分清潔感出るんですよ」

 

ヨリコ「私なんかもうこれでいいかもね。サイズ的に長時間かかるだろうけど」

 

SE「タンタタン、タララララララララ~♪」
 
続く
 
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