「ES-LV7U」と「ES-LV7T」は、パナソニック電気シェーバー「ラムダッシュ」の5枚刃シリーズのなかでもハイグレードに位置付けられるモデルですが、両モデルは発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- ES-LV7U:2021年6月発売
- ES-LV7T:2020年10月発売
結論から書くと両モデルの機能的な違いは1つだけ。新モデルで変更となった点は次のとおりです。
スリット刃のコームの形状が変わり、長いクセひげのカット率が向上。
当記事では、新旧モデルの比較ができるように、変更点の詳細を解説します。
さらに、各モデルの現時点の価格を比較することで、機能差と価格差の両観点から、今おすすめのお買い得モデルがどれかを検証します。
ES-LV7UとES-LV7Tの違い
はじめに書いたとおり、「ES-LV7U」と「ES-LV7T」の違いは「スリット刃のコームの形状」です。
当シリーズは、次のとおり3種5枚の外刃で構成されています。

- フィニッシュ刃(上の写真1と5)
- くせヒゲリフト刃(上の写真2と4)
- スリット刃(上の写真3)
スリット刃とは、5枚の外刃のうち中央に位置する刃のことで、コーム(くし)により様々な方向に向いて生えるヒゲを捉える役目を持っています。
今回のモデルチェンジでは、スリット刃のコームが新形状へと改良され、長いくせヒゲのカット率が2020年モデルと比べて1.5倍となりました。この改良に伴い、スリット刃の名称も次表のとおり変更しています。
型番 | スリット刃 |
---|---|
ES-LV7U(新) | アゴ下トリマー刃 |
ES-LV7T(旧) | スリムコームスリット刃 |
2~3日伸ばしたことで横に寝てしまったヒゲも、効率的にキャッチできるよう進化しているので、休日はヒゲを剃らないような方には新モデル「ES-LV7U」の方がより適しているでしょう。
ES-LV7UとES-LV7Tの価格を比較
ここまで「ES-LV7U」と「ES-LV7T」の機能的な違いを紹介しましたが、コスパの良いモデルを選ぶためには、機能差と価格差のバランスを見極めることが重要です。
ということで、ここからは新旧の機能差に対して、価格差が見合ったものか判断できるよう、両モデルの現在の価格もチェックしてみましょう。
ES-LV7Uの価格
2021年6月に発売された新モデル「ES-LV7U」の発売時の価格は、3万円前後でした。
発売から2か月程度で2万円台の中盤まで価格を下げ、以降、多少上下しながらも同水準を推移して今に至ります。
旧モデルを参考にすると、底値は2万円台の前半あたりだったので、もう一段階安くなる可能性はありますが、すでに初値の2割近く安くなっているため買い時のタイミングではあります。
旧モデルが2万円の前半を推移したのは、発売から8か月後あたりでした。新モデル「ES-LV7U」はすでに発売から8か月を経過していますが、未だ2万円の中盤あたりをフラフラしており、これ以上安くなるのかも不透明。
個人的にはより下値を探りたくなりますが、底値を狙いすぎて、買い時を逃さないように注意しましょう。
2万円台の中盤

ES-LV7Tの価格
2020年10月に発売された旧モデル「ES-LV7T」の発売時の価格は、新モデル同様に3万円前後のスタートでした。
その後は順調に価格を落としていき、先述のとおり、発売8か月後には底値圏となる2万円台の前半に到達。
2か月ほど大底を推移した後、2021年の秋以降の価格は上昇傾向にあり、発売時価格に近い水準まで高くなってしまい、新モデルに対する価格優位が失われてしまった状態です。
3万円前後
【結論】どっちがおすすめ?
結論としては、今のおすすめは新モデル「ES-LV7」です。
理由は、言うまでもなく、機能面で優れているうえに、価格も安いため。
旧モデルの大底となった2万円台の前半まであと一歩の新モデル「ES-LV7」ですが、機能が進化していることもあり、同じ水準まで安くなる保障もありません。
個人的にはすでに、価格的にも推しモデルの位置づけですが、ネット価格は日々変動するため、価格チェックだけはお忘れなく。

以上、パナソニック5枚刃ラムダッシュ「ES-LV7U」と「ES-LV7T」の違いを解説しました。